2006-07-01から1ヶ月間の記事一覧

松本健一の「Asian Common House」構想

松本健一氏(1946年生まれ、東大経済卒、麗澤大学教授、近代日本・アジア精神史研究の第一人者)は1998年中央公論社から発刊された「日本の近代」シリーズの第一巻「開国・維新」(黒船来航以来15年の動乱、日本人の英知と勇断を描く)の著者であり、保守派…

この国の価値を求めて            

中央公論7月号に「こんな国家で満足ですか」という特集があって、その中で『見失われた「この国の価値」を求めて』と題して京大教授佐伯啓思氏は、今日の日本のナショナリズムの課題を論じている。明確な回答ではないが、戦後状況下でかき消されてしまった固有の価…

日本も自主的な核抑止力を          

息もつかせず読まされてしまった新刊書に出会ったので、取るものとりあえず要旨をご報告したい。1953年生まれ、東大経済学部卒、コーネル大学で米国政治史などを学び、そのまま米国在住で各紙に外交評論と金融問題を執筆している伊藤貫氏著「中国の核が世界…

高山植物のアポイ岳へ             

6月末の金曜13:30札幌から襟裳岬の方角へ家内の運転のレンタカーで向かう。目標はその少し手前のアポイ岳(標高811m)登山である。道央自動車道・苫小牧東ICから日高自動車道へ入る。雲はあるが晴天と言ってよく気温23℃、風速2mと表示されている。日高富川ICか…