2005-03-01から1ヶ月間の記事一覧

台湾の近代化に尽くした八田與一            

昭和初期、サトウキビさえ育たない荒野だった台湾南部を、大規模なダムと灌漑用水路の10年がかりの建設によって、台湾最大の穀倉地帯に変えた日本人、金沢市出身東京帝大土木科卒・台湾総督府土木技師「八田與一」を皆さんは今や十分にご存知でしょうね? 昭…

台北101觀景台                     

3月の始めに三日程社用で、十年振りの台北におりましたが、「15年遅れで日本を追っている」と李登輝さんが陣頭に立って開発〃〃で慌しかったように思えた時と比べ、街中が大分落ち着いたかなと感じました。前回と同じく故宮博物院・中正紀念堂・總統府・龍山…

櫻井よしこ、劇的な半生                      

才色兼備のオピニオンリーダーとして更なる活躍を陰ながら期待している櫻井よしこ氏、若き日の悩み・苦しみ・葛藤と真摯に向き合った回想記が刊行されたが、読み応えのある好著である。 日経ビジネスの新刊紹介欄でのインタビューで著者は『父は仕事一筋で母と子供を置き去…

サロマ湖常呂遺跡(その2)                

雪に埋もれた復元竪穴住居を見て回った後、「開館中」の標示がぶら下がっている「ところ遺跡の舘」(写真下左)に入る。若い男性管理人が一人居て、今の時期には殆んど来館者は居ない筈なのに珍しい事、といった顔つきで迎えてくれる。竪穴住居をイメージして…

サロマ湖常呂遺跡(その1)              

冬の二度目の北海道旅行はJALで伊丹空港を発ち新潟・盛岡・釧路・女満別がルートである。本州は殆んど厚い雲に覆われていて残念だったのだが、北海道東部に来ると俄然晴れて、左手に雪を頂く日高山脈・十勝連峰・大雪山系が遥かに望まれる。初めて目にする想…