2010-07-01から1ヶ月間の記事一覧

中国のGDPと軍事費

先月刊行されたVoice誌上で中西輝政教授は、「人民解放軍が米軍を駆逐する日」と題して米中軍事先日刊バランスの決定的変容に警鐘を鳴らし、同時に、主要国が過去10年間軍事費を増額する中で、我国は減らし続けた唯一の国だと指摘し、自民党政権を含めた日本…

中国の脅威

掲題は昨年末ワック(株)から刊行された古森義久著の書名だが、これはアメリカ議会の超党派の常設政策諮問機関「米中経済安保調査委員会」が、長い時間と膨大なエネルギーを投入して続けて来た中国についての調査の、2008年度報告(2008.11公表)の要旨である。…

民主主義下の重罪

月刊誌・正論の昨年9月号で、保守派の論客である長谷川三千子氏 (東大文学部哲学科卒、埼玉大学教授) は「難病としての民主主義」を書き、今国民は何を自戒すべきか、を論じている。昨年の衆院選挙前に書かれたものだが、大変示唆に富む解説なので、以下に要…

揺らぐ沖縄

産経新聞に「刷り込まれた・反基地」の副題で掲題記事が掲載された。以下はその要約。 戦後、米軍統治下にあった沖縄で、県民は一丸となって本土復帰運動に取り組んだが、その先頭に立ったのがまじめな教員達だった。S22に発足した「沖縄教育連合会」は、S27…

この命、義に捧ぐ

門田隆将著・集英社の掲題の新刊は感動のノンフィクションである。主人公・根本博中将の略歴は、明治24年福島県生まれ・陸軍幼年学校/士官学校/大学校卒業・南京/上海/満州に駐在・S19年駐蒙軍司令官・S21年復員・S24年台湾へ密航し金門戦争参画・S27年台湾…

参院選投票前の復習

小沢一郎の自民党離党により1993.6に細川政権が誕生したので、’93.5刊行の自著「日本改造計画」(講談社)に示された内容で改革が進むものと国民は期待した。まず他国並みに国際貢献を行えるよう、憲法改正の上での自衛隊の再編を提案し、更に新自由主義の勧め…